あれこれ日記
「メタルダー」とは関係のない雑記です。 あまりまとめるつもりもなく、その時々の書き捨てに近いです。
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キカイダー REBOOT
 映画の日に、『キカイダー REBOOT』を観てきました。
 2ちゃんのスレとかでは否定的な意見が多かったので、どうかな? と思いましたが、個人的には、まぁまぁ面白かったです。アンドロイドものとして及第点というか。悪くはない感じでした。

 それにしても、観客層がみごとに4,50代のおっさんか、その年代のお父さんと小学生の男の子しかいなかったのはビックリです。2,30代の若い奴イネー(^_^; 

 ついで語りですが、姫路城の修復が終わって、工事用の囲いがだいたい外されてました。壁も白ければ、屋根も瓦の継ぎ目をしっくいで固めているためかなり白っぽく、これぞまさしく白鷲城! と感嘆しました。

 予告でやってたCGアニメの『聖闘士星矢』も面白そうですね。『ヤマト』なんかもそうですが、黄金聖闘士編って、キャラ立ちもいいんで、何度もアニメ化されても、楽しめそうですね。派手なCGバトルをぼんやり眺める分には、十分楽しそうです。


 以下、ネタバレありの感想です。

○グレイサイキング

・ヘリポートのあるマンション。
・縁に柵もなにもない怖いプラットホーム。まぁ、演出的に怖さは出てますが。
・服部は、マンションの外壁をスパイダーマンみたいによじ登ってきたのか。(そんな風に見える)
・ヘリコプターは、なんであんな大きい重機を懸架してきてたのか。
 ひょっとしたら、もともとこのマンションにヘリポートなんかなくて、マサル誘拐作戦のために、急遽、グレイサイキングにプラットホームだけを作らせたのか(下階から昇ってくる階段も、柵もない)。
・マサルだけ誘拐すればいいんじゃね? ミツコいらない。

 まぁ、このレベルの、ストーリーの進行上、見て見ないふりをすべきツッコミどころ満載な映画です。
 でも、グレイサイキングのCGは感激しました。正直、このレベルのメカCGアクションは、日本ではまだできないと思っていたので、今後が楽しみです。『パトレイバー REBOOT』も、ひょっとしたら感激ものかも?
 グレイサイキング、全体的にはどこがサイなのか分かりませんでしたが、頭部アップになるとサイでした。

 ミツコに向かってグレイサイキングが腕を伸ばすシーン。『電人ファウスト』が思い浮かんだので、
「イッショニ イラシテクダサイ オジョウサマ」
って言ってるんですよ。俺の中では(^_^; もっとメジャーどころでは、『ラピュタ』の燃えさかる要塞でのロボット兵とシータ、みたいな。
 おかげさまで、グレイサイキングがぶっとばされるところは哀感が感じられましたが、実際のところ、中途半端な演出でしたね。
 命令に従うだけのロボットへの哀感を出したいような演出もあるんだけれども、最初からジローを悪く描きたくないような遠慮もあってか、なんだかよく分からない結果になってます。


 もっとアクションだらけの作品かと思ってましたが、意外とドラマパートの多い地味な作品です。もっとも、一度殴り合いが始まると、けっこう長めにぐだぐだと肉弾戦が続くのですが。もっとアクションシーンを分散させて、予算がないのかもしれませんが、人間の特殊部隊じゃなくて、ロボット兵出してほしかったですね。
 トラックで黒服から逃れるところで、ブラックホースが追いかけてくるとか。……まぁ、『ターミネーター2』みたいな絵しか思い浮かびませんが。
 林でもみじの葉を取ってやった辺りで、ゴールデンバットとか。


○マサル
 マサル役の子、いいですね。子供らしい拗ねたところとか、機械のジローに興味を持って、一度懐くとベッタリなところとか、いい感じです。覚えたての志村ギャグを歩きながら繰り返したりするところとか、子供っぽくてほほえましい。ラストの方の、姉の背中を押すところとか。

 ミツコも、ジローを通じて、ただの仕事人間だと思っていた父親のことを見直したり、不器用ながらも愛情をかけてもらっていたんだなと思いかえしたり、自分の道を見つけたりと、ミツコの成長物語、家族の物語としては、ベタかもしれないけれど、そこそこいい感じに仕上がってると思います。

 そうはいっても、その他のでたらめさ加減が、やっつけ仕事ぽくてビックリものなんですが。なんか、脚本作業にはすごく時間をかけたそうですが、最後に投げちゃったのかな。
 特に、ロボットの軍事利用を目論む国防大臣が、「光明寺には思想がある。だが、ギルバートにはない。だからギルの造るものはダメなのだ」と言いますが、平和利用にこだわる光明寺の思想は国防大臣にとっては邪魔なもので、ギル教授の方が扱いやすいんじゃないかと思うと、ちぐはぐに感じてしまいます。そもそも、ハカイダーを倒すためにキカイダーはラストバトル時に純軍事的に強くなるために自ら良心回路を切ってるし、国防大臣が秘書兼ボディガードとして使ってるマリはギル教授が造ったもので、そのマリにキカイダーは勝ててないし。
 こうして書いてると、なんだか分からなくなってきます(^_^;


○「ここからは機械的に行こうじゃないか」
 この決めセリフは、良心回路を自ら切ってハカイダーに向かうシーンで使った方がいいんじゃ。
 良心回路を切ると、ベルトのバックルが全赤になるんですが、こういうところは1カット使って、ちゃんと見せた方がいいと思います。いかにも良心回路を切った! ていう表現がないんですね。

 個人的に、ミツコを助けるつもりがミツコに助けられたと、ジローが悩むところが好きなんです。「助けられた(愛された)記憶が、人を強くする」という方向で、ラスト戦の強化につながったらいいのにな、という気もちょっとします。「人間回路が戦闘回路に作用し、新たな力を生み出した」。これ、メタルダーですが(^_^;


○マリ
 高橋メアリージュンがいい。
 ロボ発語がちょっとした発明に思えました。淡々としているだけじゃなくて、意味的な文節と間のあけ方がずれていて、なんか雰囲気良かったです。こうなると、リップシンクロがずれたりしても面白いなと思いました。

 マリも、ジローと同じく機械の体を光学的に人間に見せかけているだけなんでしょうか。右腕はマシンガンに変形するようですが。
 私としては、高橋メアリージュンのままで戦ってもらって一向に構わないのですが(^_^; 着ぐるみが用意できなくても、CGで機械体が透けて見えるシーンがあっても良かったなとは思いました。


○逃亡編とハカイダー編がすっぱりと区切りがつきすぎてるのが、なんか気になる。


○ハカイダー
 まるっきりギルハカイダーなんで、ビックリした。
 ハカイダーファンは観なくていいよ。
 まだ、『鎧武』30話では、戦極凌馬の人を食ったキャラクターにハカイダーのニヤリ口が似合っていて、魅力的なキャラクターになってました。アクションも軽快さがあって、原TVシリーズぽかったし。
 しかし、こちらでのハカイダーの扱いは、サイボーグなんだよな。原典と違って。

 これだったら、胸に十字傷ほしいよな(^_^;
 で、妄想なんですが。

 勝手にふるまうハカイダーを止めようとするマリ。
 マリは返り討ちに合うが、ハカイダーの胸に十字傷を残す。
 機能停止した高橋メアリージュンのホログラムが切れて、機械体が現れる(CGビジンダー)。

 これで、マリよりハカイダーの方が強く、それを倒したキカイダーの方が強い。ギルより光明寺の方が優れているということが示せると思いますし。


○ジロー
 旧作ファンからの批判で、「これだったら、『メタルダー REBOOT』でも『ジャンパーソン REBOOT』でも変わらない」「ジローがメタルダーみたい」というような意見を目にするのですが、私としては、いまいちピンときませんでした。確かに、『鎧武』30話のジローは、初期話のメタルダーっぽくて、「これやられたら、『メタルダー REBOOT』のしようがないな」と思ってしまいました。
 で、ジローと他のアンドロイドものの違いを考えてみました。

 多くのアンドロイドものの売りとして、聖愚者・イノセントさがありますよね。人間らしい常識のなさが天然ぽくてカワイイとか、人間社会を外側から視て突っ込んでくる者であったり、それこそ、手足が失われようが、「この体止まるまで、君を守る」という白馬の王子様ぐあいとか。そういう純粋さがイイ、というヤツです。
 今回のジローはこの系統で、最初から自分はロボットだと割り切ってる感じなんですね。では、旧作のジローはどうかというと、「自分は人間だと思い込んでいる機械」なんですよ、たぶん。自分は人間なのに(人間として生きたいのに)、なんで機械でできてるんだろう? という違和感に悩まされているロボットで、恋するミツコさんに機械の体を診られたくなかったり。
 こう考えると、旧作ジローって、アンドロイドものの中でもユニークな存在だったんだなと思えてきました。旧作ファンは、そのジローが観たかったのかな。
 この観点では、『妖怪人間ベム』(日本テレビ2011)のベムは、かなりジローっぽいキャラでしたね。

 今作では、「良心回路」という設定からくる善と悪との葛藤? みたいな部分がフィーチャーされていたようですが(……?)、旧作ファンが観たいものとはズレていたってことでしょうか。
 ただ、「良心回路」とか「自省回路」とか、そういう設定部分から話を広げようとしても、案外うまくいかないものなのかな、とは思うようになりました。難しいものですね。

 前野究治郎がジローに語るシーン。実際のロボット工学者にも意見を聞いて、「良心回路」の意義について語らせた、と雑誌のインタビューで書かれていて、どんな話が出るのか楽しみにしていましたが、なにか禅問答があったくらいで、いまいちピンときませんでした。

 それにしても、「機械だ」「お前は不完全な機械だ」「機械だ」「機械だ」うるさい(^_^;
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テーマ:特撮・戦隊・ヒーロー - ジャンル:映画

コメント
この記事へのコメント
みました。
只今観てきました。最初の方は「リブートだからこんなもんでイイや」とユルくみてましたが、終盤にかけてテーマがブレまくったので、ちょっと残念な評価ですね…。キカイダー、強くないし。

※個人的な希望の展開は、・ジロー、ギルの笛で狂う。→「ぼくは兄弟をころす事もできる」とマリを撃破。
・その後悩むんだけど、ミツ子の愛のパワーで良心回路が強化、ギルハカイダーを倒す。
・「やっぱりギルは駄目だった」と大臣が言って、やおらに光明寺の培養脳(→サブロー)を取り出して続く!

…みたいなベタなの希望。。

※マサル役の子役、良かったですね。自分は内海敏彦くん(BD7とかの)みたいだなと思いました。
2014/06/11(水) 22:08:25 | URL | ごんちゃっく #-[ 編集]
ごんちゃっくさん、こんばんは。
 脚本にはずいぶん時間をかけたそうですが、観ている間はだましてくれる程度には筋を通してほしいものですね。観ている端から、ツッコミどころ満載て(^_^;
 あまり二次創作ぽいのも勘弁ですが、もっと原作寄りでまとめてほしいところはありますね。ジローやハカイダーのキャラクターイメージとか、『ピノキオ』テーマとか。
 この手の映画って、作り手と観客の距離が悩ましいですね。映画自体は、名義と設定だけ借りて、旧作を特に意識しない人が、「旧作のイメージに引きずられたくない」と旧作を観かえすこともなく、作ってるような出来になりがちなのに、観に来る人は旧作にこだわりのある人が多勢という(^_^;

 そういう意味では、予告でやってたCGアニメの『聖闘士星矢』は、知ってる話を現行技術で派手に再現て感じで、単純に楽しそうですね。
 『キカイダー REBOOT』も、そういうので良かったのかも。
 もっとも、『キカイダー REBOOT』も、予告を見た感じではけっこう魅力的に思えたのですが(^_^;
2014/06/12(木) 23:38:50 | URL | こにしのぶお #yZ/Rs1eM[ 編集]
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