あれこれ日記
「メタルダー」とは関係のない雑記です。 あまりまとめるつもりもなく、その時々の書き捨てに近いです。
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藤田和日郎「月光条例」
 「ホンノバケモノ」についての話です。
 (『ホンノバケモノ』って何? という方は、10/03/28の記事をご参照ください)

 物語そのものについての小説・本に関する小説・小説を題材にした小説っていうジャンルがあると思うのですが、「ホンノバケモノ」も、そのひとつとして関心を持っています。(“特撮ヒーローもの”という軸では、あまり捉えていません)

 そのジャンルに属すると思われる本で、私が近年読んだり、名前だけ知ってるというのを挙げてみますと。

○宮部みゆき「英雄の書」
 紡がれ消えていく物語の源泉である歯車の描写とか、書物が個性あるキャラクターとして登場するのが印象に残ってます。

○桐生祐狩「小説探偵GEDO」
 寝ることで小説世界にダイブできる探偵が主役。小説にハマって帰ってこない読者を探しにいったり、複雑な伏線に絡まって身動きできなくなった作者を助けたり、するような話だったと思う。

 アニメにもなったラノベ系だと、
○有川浩「図書館戦争」
 本読みの本への愛情のこもった作品らしい。ラブコメでもあるらしい。

○山形石雄「戦う司書」
 特に書物とは関係ないかもしれないけれど、人は死ぬと、その人の人生を記した石板になる世界の話。その石板を本とよんで、図書館に収めているのが印象的。

○野村美月「文学少女」
 小説を食べて暮らしている少女の話。ラブレターは甘いおかし。
 古典的名作が、ストーリーのキーとして扱われる。

 こういうジャンルの中で、「ホンノバケモノ」でどういうことができるかな、と考えていたのですが、つい先日、極めて「ホンノバケモノ」に近い作品を漫画で見つけました。

 それが、藤田和日郎「月光条例」です。

 とりあえず1巻目しか読んでませんが。
 「蒼き月光を浴びた童話のキャラクターが化物となって人間界に出て来ては暴れる」話です。現代日本を舞台にしたアクションものですしね。藤田和日郎らしい熱血展開が熱いです!

 違うといえば違うけれど、こうも近い雰囲気をもった優れた先行作品が直近(というか、2008年第17号(3月末か4月初め?)連載開始で連載中のようですしね)にあることが分かって、参ったなぁと思いました。

 まぁ、でも、実写で、雨宮美術が入ると、また全然別物になるだろうとは思いますが。


 それにしても、これまで、「ホンノバケモノ」と「月光条例」との類似性へのツッコミってなかったんでしょうか。
 「宇宙船」読者と「週刊少年サンデー」読者って重なってないのかな?
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第7回アニマックス大賞受賞作品「書家」
 あいかわらずタイトルから外れた出だしをします。

 ホビージャパン社からの刊行でvol.120より再出発した「宇宙船」誌ですが、「宇宙船映像倶楽部」という、雨宮慶太監督を部長に迎え、読者からアイデアを募集して映像化企画を進めるコーナーがあります。
 vol.121で吉永匠さんの発案が採用され、現在 第一課題として扱われている映像化企画が、「ホンノバケモノ」です。
 私は、vol.125以降 募集されたシナリオ課題から興味が出て、応募しています。いまのところ、採用されてませんが。

 今回は、これに関する記事です。

 第7回アニマックス大賞受賞作品「書家」がアニメ化されて3/27に放送されました。
 タイトルがずばり「書家」なんですが、江戸を舞台に、秘術「画仙道術」の遣い手たちが、絵や文字のイメージを実体化させた「画獣」を使って戦うアクションものです。
 この画獣や和紙の武具としての使い方が、もろ、これまで「宇宙船」誌上で発表されてきた「ホンノバケモノ」のイメージと重なって、参りました。
 和紙武具の、たもとから取り出した巻物が巨大化してバリアになったりドリルになったり大太刀になったり、アニメらしい自在さがすごかった。

 「こんな立派な画獣を斬らなきゃならんねぇのかよ。すまねぇ」という主人公・墨屋紙朗が敵の画獣を倒す際の言葉に表れる敬意の具合も、シオリ★の本に対する気持ちに近いものが感じられて、やられた感があります。

 vol.121(08年夏号)で企画案が発表されたときは新鮮でしたが季刊誌で展開しているため、「ホンノバケモノ」、筆文字がメインビジュアルになるドラマとして、どんどん後発になっている不安はありますね。
 ちなみに、第7回アニマックス大賞の締め切りは08年5月末でした。同時期に発案された同様案なので、一方は実際に形になってうらやましい感じがします。
 まぁ、こちらも、「朗読でバケモノを倒す」という、どう映像化したものかよく分からない新しさがまだあるんで、どうにか形になってほしいものです。

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